この記事では以下の悩みにお答えします。
・乙4の合格率はなぜ低いのか?
・化学が苦手だけど受かるのか?
・どんな内容の試験なのか?
・受かるための勉強方法は?
乙4はガソリンやアルコール類、軽油、灯油、動植物油などの引火性の液体を取り扱う際などに必要な国家資格です。危険物の中で最も人気が高く、毎年30万人弱の方が受験しています。
僕は、会社に取れと言われたので2021年3月に受験しました!

上の写真が結果通知書ですが、法令100%、物理・化学100%、性質・消化90%でした。満点ではありませんでしたが、合格は合格なのでよしとしています。
APAAAAAAA!!
ばちちゃんも喜んでくれています。
乙4の合格率はなぜ3~4割と低い?
会社や学校で強制的に受けさせられている人が多いことが合格率を下げている一因だと思います。僕も、別に合格したところで給料が上がるなんてことはありませんが、受けることになっていたので受けました。
もう一つの理由としては、出題範囲が幅広いという事があります。乙4は3科目から成りますが、それぞれしっかり勉強しようとしたら数年はかかるボリュームですので、勉強の仕方を間違えると受かりません。しかし、乙4に受かることに特化した効率の良い方法でしたら、10~30時間程度あれば合格が可能です。
社会人の皆さんが資格の勉強で膨大な時間を割くのは現実的ではないですよね。
試験の内容は?
試験は3科目に分かれており、「危険物に関する法令」から15問、「基礎的な物理学および基礎的な化学」から10問、「危険物の性質ならびにその火災予防および消化の方法」から10問出題されます。全て5択問題です。
3つのパート全てで6割以上取ることが合格の条件です。なので、2つのパートで満点をとっても、1つのパートが5割だと不合格です。
試験時間は2時間ですが、僕の時は35分経過した段階で退出OKでした。スピードが問われるような試験ではないのでゆっくりといても十分間に合います。
では、3つの科目それぞれの内容をみていきましょう。
・危険物に関する法令
危険物の取り扱いや貯蔵、輸送に関する決まりなどについて出題されます。この科目は覚えることが多く、また、高校などでは習わないことなので(たぶん)一番厄介だと思います。
逆にいうと、今まで勉強してこなかった〜って方も、めちゃくちゃ勉強してきましたという方にとってもスタートラインは同じです。覚えるべきことを絞り、理解することは理解すれば、All rightです。
・基礎的な物理学および基礎的な化学
中学や高校で習う化学(と若干物理)がメインです。なので、高校で勉強した内容を覚えていれば、ノー勉で8割くらいとれます。しかし、引火点などが出てくる燃焼理論は習わないので一応押さえておきましょう。
一方で、化学や物理に自信がない方も大丈夫です。高校のテストと違い、記述問題や難しい計算問題は出ないので、よく出るところを中心に”ふんわり”理解しておけばOKです。
・危険物の性質ならびにその火災予防および消化の方法
こちらも高校では習わない範囲です。ただ、覚えるべき事は意外と少ないので、心配無用です!ググると語呂合わせとかも出てきます。
高校までの化学・物理が苦手だけど受かるのか?
受かります。高校ではしっかりと正しい理解が求められますが、乙4では出題パターンが決まっており、かつ選択問題なので”ふんわり”理解でも戦えます。そもそも6割取れば受かりますし!
物理、化学が得意な人に比べれば勉強時間が増えるのは事実ですが、他の科目と合わせて30時間も勉強すれば十分でしょう。
受かるための勉強方法を紹介!
ずばり、過去問・予想問題を活用しましょう!過去問・予想問題はネット上に無料で転がっています。
乙4は過去問と同じような問題がよく出題されます。なので必然的に予想問題の質も高いです。
具体的には以下の流れで勉強することをお勧めします。

まずは理解、知識のインプットです。焦らずここには十分な時間を使いましょう。化学・物理が得意な人であれば5~10時間、苦手な人であれば20~30時間程度あれば十分だと思います。具体的には、参考書を用いたり、僕のブログを見たり(笑)などが良いと思います。参考書を用いる際は、最初から全部覚えようとはせず、さらっと流して本当に重要そうな部分だけ覚えるようにしましょう。
次に、過去問・予想問題です。初めて解く時は思いのほか点数が取れずガックシするかもしれませんが、次に勉強すべき箇所を抽出するためにやっていると割り切りましょう。2回分くらい解けば、「自分この辺の知識足りてないな」とか「この辺りごっちゃに理解してたから整理しよう」というのもが見えてくると思います。
この、「過去問・予想問題を解く」⇆「理解・知識のブラッシュアップ」を繰り返していけば、自ずと点数が上がっていきます。やっていると気づくと思いますが、頻出のキーワードは割と決まっています。
8割くらいを安定してとれるようになったら、安心して試験会場に向かってください。10割を安定して取るのは難しいですし、8割でも合格は合格なので。
・やってはいけない勉強法
参考書の全てを理解しよう、覚えようとするのは危険です。大抵の参考書は詳しすぎるので全部覚えるのはかなりの労力を要します。滅多に出ない知識ももちろん記載されているので、無駄な時間を過ごすことになると個人的には思います。(人生レベルで見たら無駄な勉強なんてないと思いますが笑)これは大切だ!というところをしっかりピックアップして取り組んでください。
とは言っても、初めて受ける方は「何がよく出るのかわからん!」となるはずなので、乙4経験者の僕が頻出キーワードをまとめていく予定なので是非ご覧になってください。
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